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Raspberry Pi2 model B

Raspberry Pi をWi-Fi子機で無線化 -その1-

Raspberry Pi を無線LANに接続するためには、USB の無線LANアダプタ(Wi-Fiアダプタ)を使用するのが一般的ですが、LANケーブルで接続した無線LANルーターを子機にして使うという方法もあります。

実はRaspberry Pi 2 と Windows 10 ではじめるIoTプログラミングという本の受け売りですが、無線LANドライバ不要で無線化できるので簡単でいいかもしれません。(Windows 10 IoT に対応した技適を通った無線LANアダプタはまだなさそうですし。)

Model A, A+ には USB ポートが1つしかありませんので、無線LANのために USB 無線LANアダプタを使ってしまうと、USB ポートが塞がってしまいます。無線LANで接続する場合は、LANポートは使わない場合が多いので、そちらを有効利用することで USB ポートは他の用途のために空けるといったことができます。

[スペック]

  • 無線LAN
    • IEEE802.11n/g/b
    • 11n : 最大300Mbps (40MHz時)
    • 2.4GHz
  • 有線LAN
    • IEEE802.3u (100BASE-TX) / IEEE802.3 (10BASE-T)
  • 電源
    • USB(microB)コネクタ

USB 無線LANアダプタと比較すると割高かもしれませんが、それほど高いものでもありませんので、気楽に導入できそうです。

子機モードの設定方法はこちら。Raspberry Pi に繋いで設定できるはずですが、まずは Windows で繋いで設定し、正常動作することを確認した方がトラブルは少ないでしょう。(先で簡単に繋がると書いてはいますが、子機モードの設定は必要ですのでお間違いなく。それができているなら Raspberry Pi 側は有線LANで繋ぐのと変わりないので簡単だということです。)

子機モードの設定方法

子機モードの設定方法

もっともいくらコンパクトとはいえ、小さな Raspberry Pi に繋いで使うとなると、十分邪魔な大きさかもしれませんが、無線LANの選択肢のひとつにはなるのではないでしょうか。

ただ、残念ながら LAN ポートのない Raspberry Pi Zero では使えません。(USB 有線LAN アダプタを追加すれば使えなくもないですが、あまりメリットがないのでオススメできません。)

 

関連ページ

Raspberry Pi の有線LANアダプタ

LANアダプター

Raspberry Pi model B, B+, Pi2 model B には、LAN ポートが付いていますが、model A, A+ にはUSB接続の有線LANアダプタを使うことで有線でLANに接続することができます。(Zero も USB 変換コネクタか USB HUB を使えば接続可能だと思います。)
中でも USB-LAN1000RUSB-LAN100R はメーカーが Raspberry Pi 対応(Linux対応)と公言している製品です。どちらの製品もUSBポートに挿すだけで利用できます。

続きを読む Raspberry Pi の有線LANアダプタ

Raspberry Pi 2とWindows 10ではじめるIoTプログラミング

「Raspberry Pi 2とWindows 10ではじめるIoTプログラミング」という本が発売されるそうです。
著者のひとりはマイクロソフトの人のようです。

購入してみましょうかね。

Kindle 版もあります。

 

Raspberry Pi の画面右上の警告表示

Raspberry Pi model B+ 購入当時から、画面右上に四角いカラーグラデーションが表示されていました。

console

コンソール画面右上の警告
画面右上の警告

 

Raspberry Pi2 model B ではこのような表示はなく、なぜ表示されるのか、どうすれば消すことができるのか、わかっていませんしたが、やっと原因がわかりました。

https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?f=29&t=82373
Under-voltage warnings

によると、Rainbow square が表示される場合は電圧不足だそうです。Rainbow square 以外にも Red square というのもあり、こちらは過温度の場合に表示されるそうです。また、警告表示されているとターボモードは無効になります。(Red square は全Pi対応。Rainbow square は B+ 以降)

Raspberry Pi3 では、さらに Yellow square というものもあり、CPUのコア温度が 80度を超えると表示されます。85度を越えると600MHzに強制的にクロックを落とします。これを避けるにはヒートシンクを付ける等の熱対策が必要になります。

Raspberry Pi model B+ は同時購入したスターターパックの AC アダプタを使っているのですが、これがまずかったようです。Pi2 の方は別電源を使っていたので大丈夫だったのでしょう。

せっかくの警告も意味が分からなかったら意味ないですね。もっと宣伝すればいいのにと思いますが…。

 

追記:

12 September 2016 以降のファームウェアでは、シンボルが変更になっています。(ファームウェアのアップデートはこちら)

Raspberry Pi3 では電力不足になりがちですので、稲妻マークが表示される場合には、電源を強化しましょう。Raspberry Pi3 では、2.5A 以上が推奨されますが、通常使用であれば 2A でも大丈夫だそうです。(公式の FAQにも書かれています。)しかし、粗悪な USB ケーブルだと十分な電力を供給することができない場合もあるので、USB ケーブルにも気を付けましょう。

 

稲妻マーク(lightning bolt symbol)

 

Under voltage
Under voltage

 

Throttling arm due to temperature (80-85'C)
Throttling arm due to temperature (80-85’C)

 

Throttling arm and gpu due to temperature (85+'C)
Throttling arm and gpu due to temperature (85+’C)

 

関連記事:

Raspberry Pi Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングル -その1-

これまで Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングルは、公式 WiFi ドングルしかサポートしていませんでしたが、技適を受けていないので日本国内での使用が事実上できませんでした。しかし、Hardware Compatibility List によるとTP-LINK TL_WN725N も新たにサポートしたようです。

チップセットに何が使われているのか不明ですが、スペックは公式 WiFi ドングルと同じようです。

  • USB2.0
  • 150Mbps
  • IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz
  • WEP, WPA, PA2/WPA-PSK/WPA2-PSK(TKIP/AES)

TP-LINK TL_WN725N が技適を受けているかどうか確認できていませんが、日本正規代理店で販売されていることからおそらく大丈夫なのでしょう。(購入される場合は自己責任でご確認ください)

追記

  • 総務省の技術基準適合証明等を受けた機器の検索ページで検索してみたところ残念ながら見つかりませんでした。
  • TL_WN725N には V1(Realtek RTL8188CUS) と V2(Realtek RTL8188EUS) があるようです。Windows 10 IoT Core が対応しているのが、どちらか、あるいは両方なのかは不明です。

Raspberry Pi Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングル -その2- も御覧ください。

 

Raspberry Pi 公式 ACアダプター

Raspberry Pi 公式 ACアダプターが発売されています。

universal-power-supply

Raspberry Pi universal power supply

Raspberry Pi のロゴのついた白色のマイクロUSB AC アダプターで、2Aを供給することができます。(Raspberry Pi3 向けに黒色のマイクロUSB AC アダプターで 2.5A供給できるものも発売されます。)

ACアダプタ変換ソケットにより、Australia/China, European Plug, UK, US/Japanに対応しています。

ただ、日本のコンセントに対応してはいますが、日本では販売されていないようです。(PSEマークがなくて日本での販売ができないのかもしれません。)

power-supply

RS


追記:

Raspberry Pi3 対応公式電源アダプターの日本国法令遵守版が発売されたようです。

Screenshot of raspberry-pi.ksyic.com

Raspberry Pi 公式 WiFi ドングル

Raspberry Pi 公式の USB WiFi ドングルが発売されました。

Raspberry Pi USB wifi dongle

Raspberry Pi wifi dongle

公式らしくRaspberry Pi のロゴの付いた白い Wi-Fi ドングルです。

USB 2.0 で IEEE802.11b/g/n対応。最大スループットが150Mbpsです。

チップセットは BCM43143 が使われており、Windows 10 IoT でもサポートされています。(むしろ、Raspberry Pi の Windows 10 IoT ではこの公式WiFiドングルしか現時点ではサポートされていません。)

Using WiFi on your Windows 10 IoT Core device

 

ただし技適を受けていないので、一般の人は国内では使用できません。

RS

ワイヤレスアダプタ USB

日本の RS でも販売はしていますが、使用できる方はごく限られるので注意しましょう。

 

Raspberry Pi 公式 タッチスクリーン

Raspberry Pi 公式 7インチ タッチスクリーン ディスプレイが発売されました。

 

TOUCH DISPLAY

RASPBERRY PI TOUCH DISPLAY

Raspberry Pi model A+/B+/2B に対応しています。

解像度は800×480。@ 60 fps。24ビットカラー。

タッチパネルは10点マルチタッチ操作に対応。

Raspberry Pi の DSIポートとアダプターボードをリボンケーブルで接続します。

 

電源はアダプターボードにマイクロUSB端子があり、Raspberry Pi とは独立して供給(500mA)する(セパレート パワーサプライ)か、Raspberry Pi 本体に接続していたマイクロUSBケーブルをアダプターボードに繋ぎ変えて、アダプターボードのPWR OUTからRaspberry Pi 本体に電源を供給する(USB リンク)か選択できます。それ以外にも、GPIO経由(付属のジャンパケーブル2本で接続)で電源を供給することもできます。

セパレートパワーサプライ用に2分岐するUSBケーブルも用意されています。

このタッチスクリーンディスプレイ用のフレームスタンドも発売されています。

SHARP 7

追記:
Raspberry Pi 7インチ タッチ・スクリーン ディスプレイ 接続・取り付け方法 と
Pimoroni 7インチ タッチ・スクリーン フレームの取り付け・設定方法 が公開されています。

Raspberry Pi2 model B, Pi3 model B にも対応しています。

Raspberry Pi の LED

LED001

Raspberry Pi model B+/Pi2 model B には 2つの LED が付いています。(古いモデルでは 5 つの LED が付いていました。)

電源ランプの赤の PWR(GPIO35) とアクセスランプの緑の ACT(GPIO47) です。

PWD は電源が繋がっている場合に点灯します。(電源電圧が 4.63±0.07V 以下の場合は消灯)
ACT は SD カードにアクセスした場合に点灯します。

LED000

RS 公式ケースだと、ケースに入れても両方の LED は隠れません。

なお、両方の LED は GPIO に繋がっているため、CPU 側から制御することもできます。

Raspberry Pi の公式ケース -その1-

RiCase000

Raspberry Pi の RS 公式ケースが発売されたので購入してみました。Pi model B+ / Pi2 model B 用です。

PiCase001

 amazon で買ったら、ケースだけがビニール袋に入っているエコ仕様でちょっと驚きましたが。(amazonの箱に入って送られているので、問題はない)

PiCase999

ケースの中には足が入っているだけで説明書等は付いていませんでした。
もっとも説明書等なくても組立に困ることはないので、必要ありませんけれども。

 PiCase002

後ろ側はこんな感じです。

PiCase004

PiCase010

トップのカバーを外すとこんな感じです。トップカバーを外すことで、GPIO ポートが現れます。

PiCase003

サイドのカバーも外すとこんな感じです。

PiCase016

Pi2 を入れるとこんな感じです。microSD カードを挿したままでもケースから出し入れができました。

PiCase018

正面は LANポートと4つのUSBポート。

(どちらが正面か悩みましたが、ロゴの向きからこちらを正面としました。)

PiCase017

後ろ側は、本体の 2  つの LED が隠れないようになっていたり、microSD カードの抜き差しができるようになっています。

PiCase011

PiCase012

右サイドはこんな感じです。カバーを付けた状態で、電源ケーブル、HDMI ケーブル、AVケーブルが挿せるのでカバーを外す必要はないかもしれません。

PiCase014

PiCase015

左サイドはこんな感じです。カバーを外すと、GPIOケーブルを左から出せるかもしれません。(未確認)

Raspberry Pi のケースはいろいろ出ていますが、なかなか優秀なケースではないでしょうか。

Raspberry Pi3:

Raspberry Pi のケース

case

Raspberry Pi のケースはいろいろあるのですが、このケースは Pi 2 Model B / Pi Model B+ 共通で全コネクタが Open なタイプです。もちろん、microSD カードの抜き差しもケースにしまったまま可能です。

SDHC_002

GPIO  に何も繋ながないとオープンすぎる気もしないではないです。

GPIO_port

カラーは5色ありますが、Clear, Blue , Blackの3色を購入。