Raspberry Pi model B, B+, Pi2 model B には、LAN ポートが付いていますが、model A, A+ にはUSB接続の有線LANアダプタを使うことで有線でLANに接続することができます。(Zero も USB 変換コネクタか USB HUB を使えば接続可能だと思います。)
中でも USB-LAN1000R, USB-LAN100R はメーカーが Raspberry Pi 対応(Linux対応)と公言している製品です。どちらの製品もUSBポートに挿すだけで利用できます。
月別アーカイブ: 2015年11月
Raspberry Pi 2とWindows 10ではじめるIoTプログラミング
「Raspberry Pi 2とWindows 10ではじめるIoTプログラミング」という本が発売されるそうです。
著者のひとりはマイクロソフトの人のようです。
購入してみましょうかね。
Kindle 版もあります。
Raspberry Pi Zero 発売
Raspberry Pi Zero が発売されました。価格はたったの$5です。
スペック)
- Broadcom BCM2835 プロセッサ(Pi1 と同じ)
- 1GHz ARM11 シングルコア(Pi1 より 40%高速。Pi1 は 700MHz)
- 512MB(Model B, B+ と同じ)、LPDDR2 SDRAM(2B と同じ)
- micro-SD カードスロット (Model A+, B+, 2B と同じ)
- mini-HDMI 端子(Pi1, 2B はHDMI端子)
- Micro-USB Data 端子 x 1 (Pi1, 2B は標準USB端子)
- Micro-USB 電源端子(Pi1, 2B と同じ)
- 端子未実装(パターンのみ) 40-pin GPIO (Model A+/B+/2B と同じピン配列)
- 端子未実装(パターンのみ) コンポジットビデオ
- 端子未実装(パターンのみ) リセット
- サイズ 65mm x 30mm x 5mm (Model A+ の半分)
コストダウンで GPU が省かれたかと思いましたが、Pi1 と同じBCM2835 が使われているので、大丈夫そうです。1GHz の BCM2835 が 700MHz の初代 Pi1 より40%高速な理由はよくわかりませんが。
Pi1, 2B から削られているのは以下のもののようです。
- LAN 端子(Model A, A+ と同じ)
- CSI (カメラ)
- DSI (タッチパネル)
- 3.5mm ジャック(音声)
- GPIO 端子(パターンは存在するので後付け可能)
- コンポジットビデオ端子(パターンは存在するので後付け可能)
端子を小型化あるいは省略することで部品数を減らし、本体の小型化で低価格化を実現したということなのでしょう。素晴らしいですね。
Pimoroni では既に在庫切れのようですが、日本でも販売してもらいたいですね。
- Raspberry Pi Zero 本体
- mini-HDMI -> HDMI アダプタ
- micro-B USB -> USB A 変換ケーブル
- 2×20 GPIO ヘッダ
- 出力ピンチートシート
セットも販売されています。本体£4でセット£8だと高くみえてしまいます。
Paspberry Pi Zero のケースです。このケースに入れたら、よりフリスクっぽくなりますね。こちらも本体£4でケース£4だと高くみえてしまいます。本体が安すぎるんですが…。
GPIO ヘッダー、ミニHDMI – 標準HDMI変換アダプタ、マイクロB USB – USB A メス変換アダプタをまとめたアダプターのキットも販売されています。
追記:
Raspberry Pi の画面右上の警告表示
Raspberry Pi model B+ 購入当時から、画面右上に四角いカラーグラデーションが表示されていました。
Raspberry Pi2 model B ではこのような表示はなく、なぜ表示されるのか、どうすれば消すことができるのか、わかっていませんしたが、やっと原因がわかりました。
によると、Rainbow square が表示される場合は電圧不足だそうです。Rainbow square 以外にも Red square というのもあり、こちらは過温度の場合に表示されるそうです。また、警告表示されているとターボモードは無効になります。(Red square は全Pi対応。Rainbow square は B+ 以降)
Raspberry Pi3 では、さらに Yellow square というものもあり、CPUのコア温度が 80度を超えると表示されます。85度を越えると600MHzに強制的にクロックを落とします。これを避けるにはヒートシンクを付ける等の熱対策が必要になります。
Raspberry Pi model B+ は同時購入したスターターパックの AC アダプタを使っているのですが、これがまずかったようです。Pi2 の方は別電源を使っていたので大丈夫だったのでしょう。
せっかくの警告も意味が分からなかったら意味ないですね。もっと宣伝すればいいのにと思いますが…。
追記:
12 September 2016 以降のファームウェアでは、シンボルが変更になっています。(ファームウェアのアップデートはこちら)
Raspberry Pi3 では電力不足になりがちですので、稲妻マークが表示される場合には、電源を強化しましょう。Raspberry Pi3 では、2.5A 以上が推奨されますが、通常使用であれば 2A でも大丈夫だそうです。(公式の FAQにも書かれています。)しかし、粗悪な USB ケーブルだと十分な電力を供給することができない場合もあるので、USB ケーブルにも気を付けましょう。
稲妻マーク(lightning bolt symbol)
関連記事:
Raspberry Pi Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングル -その1-
これまで Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングルは、公式 WiFi ドングルしかサポートしていませんでしたが、技適を受けていないので日本国内での使用が事実上できませんでした。しかし、Hardware Compatibility List によるとTP-LINK TL_WN725N も新たにサポートしたようです。
チップセットに何が使われているのか不明ですが、スペックは公式 WiFi ドングルと同じようです。
- USB2.0
- 150Mbps
- IEEE 802.11b/g/n 2.4GHz
- WEP, WPA, PA2/WPA-PSK/WPA2-PSK(TKIP/AES)
TP-LINK TL_WN725N が技適を受けているかどうか確認できていませんが、日本正規代理店で販売されていることからおそらく大丈夫なのでしょう。(購入される場合は自己責任でご確認ください)
追記
- 総務省の技術基準適合証明等を受けた機器の検索ページで検索してみたところ残念ながら見つかりませんでした。
- TL_WN725N には V1(Realtek RTL8188CUS) と V2(Realtek RTL8188EUS) があるようです。Windows 10 IoT Core が対応しているのが、どちらか、あるいは両方なのかは不明です。
Raspberry Pi Windows 10 IoT Core 対応 WiFi ドングル -その2- も御覧ください。
Raspberry Pi の CPU 温度
Raspberry Pi の CPU 温度は vcgencmd を使って取得できます。
$ sudo vcgencmd measure_temp temp=42.2'C
または cat コマンドを使って取得することもできます。
$ cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp 42236
ただし、こちらの場合は1000倍した値になっています。
$ echo "scale=3; `cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp` / 1000" | bc 42.236
bc を使えば1000分の1に変換することも可能です。
なお、Raspberry Pi3 では、CPUのコア温度が 80度を超えると画面右上に Yellow square という黄色四角が表示されます。85度を越えると600MHzに強制的にクロックを落とします。これを避けるにはヒートシンクを付ける等の熱対策が必要になります。
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