Raspberry Pi のファームウェアのアップデート

Raspberry Pi の最新ファームウェアは、Raspbian から rpi-update コマンドでアップデートすることができます。

ただし、最新版にアップデートしたい場合のみ使用してください。rpi-update を使わなくても通常の Raspbian のパッケージ更新で安定版にアップデートできます。

公式には rpi-update で最新のファームウェアのアップデートは推奨されていません。最新版が必ずしも良いというわけではないのでご注意ください。(安定版じゃないから)

まずその前に Raspbian のパッケージを更新します。(必ず)

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
$ sudo apt-get dist-upgrade

この段階で安定版のファームウェアにはアップデートされているはずです。

 

その上で、最新版のファームウェアにしたい場合は、rpi-update を実行します。

$ sudo rpi-update

 

もし、rpi-update コマンドが見つからない場合は、パッケージをインストールします。(通常使用する必要がないので、最近の Raspbian では、rpi-update コマンドは標準ではインストールされていないはずです。)

$ sudo apt-get install rpi-update

 

rpi-update 後、再起動します。

$ sudo reboot

 

なお、ファームウェアのバージョンは以下の vcgencmd version で確認することができます。

$ vcgencmd version
Sep 21 2016 13:13:29 
Copyright (c) 2012 Broadcom
version 2eaf52cc53435b5ce67253af1487f9a4f9f96e2d (clean) (release)

 

また、以下のファイル(もしあれば)の中身を見ることでファームウェアの SHA を確認することができます。

$ cat /boot/.firmware_revision
21505f3fb5d8e2a5abbf95baf441a7a6415d4a82

 

 

注意:

  • rpi-update で kernel のバージョンがアップデートされる場合があるようです。