Raspberry Pi ユーザーガイド第2版

Raspberry Pi ユーザーガイド第2版

Raspberry Pi に関する情報はいろいろな Web サイトにありますが、この手の本を手元に一冊置いておいてもいいでしょう。

第1版出版当時は Pi model A, B しか発売されていなかったため、内容は Pi model A, B 向けのものとなっています。第2版が出版される頃には Pi mode B+, Compute Module が発売されていたため、付録H で説明が追加されています。(Pi2 model B はまだ販売されていませんでした。)

Pi model A, B 向けということに少し気を付ける必要はありますが、内容が古すぎて役に立たないということはありません。Pi model B+, Pi2 model B でも十分に役に立つ内容です。

出版はインプレスで、ここから冒頭部分の立ち読みができます。

もちろん Kindle 版もあります。

Raspberry Pi のディスプレイ

Raspberry Pi  はコンポジット、HDMI、DSI(Display Serial Interface) の 3 種類のビデオ出力に対応しています。

Model Bのコネクターと端子の位置
Model B+ および第二世代 Model Bのコネクターと端子の位置

 

コンポジットは AV 端子(RCA)付きの TV に接続できるので、最も手軽なものですが、Raspberry Pi mode B+, Pi2 model B では 4極ミニプラグのため、3 ピン-4極ミニプラグケーブルが必要になります。(Raspberry Pi Zero には AV 端子はありません。)

HDMI は HDMI  ケーブルで HDMI  端子付きの TV やディスプレイに接続できます。フルHD(1920×1080) で表示できるディスプレイも多いので、高解像度表示に向いています。(Raspberry Pi Zero は mini HDMI 端子です。)

残念ながら Raspberry Pi には、 VGA(D-Sub) 端子は付いていないので、古い PC ディスプレイを繋ぐことはできません。HDMI – VGA変換コンバーターを使えば表示できる場合もあるようですが、うまく表示できないケースも多いようです。

DSI は組込み向けで LCD の入手が難しそうで、Raspberry Pi 公式タッチスクリーン以外はほとんど見かけませんね。リボンケーブルでの接続になるので、LCD と RaspberryPi をまとめてケースに入れないと持ち運びには不向きでしょう。Raspberry Pi 公式タッチスクリーンも Raspberry Pi タッチスクリーン用フレーム スタンド というのがあり、タッチスクリーンを入れたフレームの背面に Raspberry Pi を取り付けるというスタイルになっています。(Raspberry Pi Zero には DSI はありません。)

 

それ以外にも SPI に LCD モジュールを繋ぐこともできます。小型タッチパネルを接続する際にはよく使われます。Raspberry Pi 用に販売されているものは、2.8 インチ(320×240程度)から 7 インチ(800×480程度)が多いようです。

 

(その他にも I2C に キャラクタLCD モジュールを繋ぐというのもあります。)

 

私は、Raspberry Pi用7インチHDMIディスプレイ買いました。 1280 x 800 (720p) HDMI/VGA(D-Sub 15ピン)/NTSC/PAL /boot/config.txt はデフォルトのままで表示されました。かなり満足!! 表示目的のため、音は出ないタイプのものです。

スタンドの固定がちょっと甘いですが、気にしない。

Raspberry Pi の AV 端子

color_av-pinouts

Raspberry Pi model B の AV端子は RCA  でしたが、Raspberry Pi model A+, B+ の AV端子は4極ミニプラグに変更になっています。
Pi2 model B も同じ。

4極ミニプラグの配線仕様は統一されておらず、Raspberry Pi のはちょっと変わっています。わかりやすいように色分けしてみた。

AV port

AV 端子にフジパーツ AVケーブル FVC-129A を繋いだら、ちゃんと映像が映りました。Standard Camcorder Cable なので、黄色と赤色のケーブルを入れ替えて挿す必要はありますが、それぐらいは些細なこと。

RaspberryPi  は コンポジット、HDMI、DSI の 3 種類のビデオ出力に対応しています。画質の問題はありますが、コンポジット接続なら大抵の AV 機器に接続できるので、いざって時には重宝します。

Raspberry Pi のケース

case

Raspberry Pi のケースはいろいろあるのですが、このケースは Pi 2 Model B / Pi Model B+ 共通で全コネクタが Open なタイプです。もちろん、microSD カードの抜き差しもケースにしまったまま可能です。

SDHC_002

GPIO  に何も繋ながないとオープンすぎる気もしないではないです。

GPIO_port

カラーは5色ありますが、Clear, Blue , Blackの3色を購入。

 

Raspberry Pi のマウス

mouse

キーボード同様、セットアップ時にしか使いませんでしたが、Raspberry Pi のマウスにはこの USB マウスを使いました。

今時珍しくなってしまった有線マウスです。

Microsoft マウスはお気に入りなのですが、もう少し小さなマウスの方が良かったです。ちょっと失敗。

セットアップ後は、Bluetooth アダプタを付けて、Bluetooth キーボードを使うということもできますが、トラブルに備えて1セットは USB キーボードと USB マウスは持っておきたいものです。(有線である必要はありませんが)

 

関連記事:

Raspberry Pi のキーボード

keyboard

セットアップ時にしか使っていませが、Raspberry Pi のキーボードには古い USB キーボードを使いました。

ELECOM パンタグラフ式USB&PS/2キーボード 日本語84キーミニキーボード ブラック TK-UP84CPBK

このキーボードは小型で Raspberry Pi によく合います。

セットアップ後は、Bluetooth アダプタを付けて、Bluetooth キーボードを使うということもできますが、トラブルに備えて1セットは USB キーボードと USB マウスは持っておきたいものです。

 

関連記事:

Raspberry Pi の電源 -その1-

Raspberry Pi は microUSB ポートから電源を供給します。

microUSB

USB急速充電器ではありますが、安全装置付きで5ポート40W 8Aの能力があるので、ANKER Desktop Charger を使っています。
少し厚みはありますが、ポータブルHDDをひとまわり小さくしたような感じです。

71AN7105SS-BJA

IMG_0463

USB ケーブルにはデータ転送は不要なため、安価な充電専用ケーブルを使っています。

power

追記

60W 6ポート USB急速充電器(各ポート毎に最大2.4A)

その後、microUSBケーブルは最大電流 2.4A対応の以下の超急速充電ケーブルに変更しました。

 

Raspberry Pi3:

  • Pi3 では推奨電源が 2.5A になりました。USB 端子に消費電力の高い機器を接続しないのであれば、2 A でも問題が起きることはないそうです。ただし、安心を求めるのであれば PSE マークの付いた Pi3 対応の電源(2.5A)を使いましょう。

 

関連記事:

Raspberry Pi Model B+ 購入

image

Raspberry Pi Model B+ とスターターキット、クリアケースを購入

dispman_console

スターターキットは、セットアップ時にHDMIケーブは使いましたが、セットアップ終了後にモニタを外してしまったので、結局電源ケーブルぐらいしか使っていません。
SD カード、LANケーブルは別のものを使いましたので、スターターキットは不要だったかもしれません。