Raspberry Pi 3 で Windows 10 -その3-


前回 Windows 10 をインストールするための ブートSDカードを作成しました。今回はそのブートSDカードからブートして、Windows 10 のインストールを行います。

はじめに:

前回のその2 で作成したブートSDカードを使って、Windows 10 のインストールを行います。

 

動作環境:

Raspberry Pi 3 model B/B+

Raspberry Pi 3 model B+ の方が速くて良いのですが、ここでは、余っていた Raspberry Pi 3 model B を使いました。

2.5A 対応のUSB電源プラグ、USB 電源ケーブル、画面表示に HDMI ポートを持つディスプレイと HDMI ケーブルも必要です。(HDMI 接続以外は未確認)

 

USB キーボード、マウス

Windows 10 セットアップに必要です。もっとも Windows 10 を使う際にも必要なので USB キーボード、マウスを用意しておきましょう。

私は小型(テンキーのない)でワイヤレスタイプのキーボード、マウスのセットを選びました。

 

有線ネットワーク接続環境、LAN ケーブル

セットアップは有線でネットワークに繋いで行いました。(無線 LAN は使えません。)

LAN ケーブルは CAT5e か CAT6 のもので十分です。必要な長さのものを選んでください。私は爪割れ防止コネクタが好みです。

その他、インターネットに有線で接続可能なルータ等が必要になります。

 

セットアップ:

Raspberry Pi 3 に前回作成したブートSDカードをセットし、 USB ポートにキーボード、マウス、LAN ポートに LAN ケーブル、HDMI ポートに HDMI ケーブルを繋ぎます。

電源ケーブルを接続して、Raspberry Pi 3 を起動します。

 

しばらくするとブートシェル(UEFI シェル)が起動します。

ここから”exit”と入力して、 UEFI の設定画面に入ります。

 

まず、CPU のクロックを以下の手順で Max に変更します。(これは必須ではありません。)

「Device Manager」 を選択します。

「Chipset Configuration」 を選択します。

「CPU Clock 」を 「Max」 に変更します。

Esc を押して設定を保存します。

 

デフォルトでは、SDカードからブートするとブートシェルが起動するようになっています。ブートシェルから UEFI 設定画面に入って Windows 10 を起動することはできますが、毎回操作するのは面倒なので、即 Windows 10 がブートするように設定を変更します。

トップメニューから 「Boot Maintenance Manager」 を選択します。

「Boot Options」 を選択します。

「Change Boot Order」 を選択します。

「Change the order 」を 「SD/MMC on Broadcom SDHOST」 が、「UEFI Shell」 よりも上に来るように変更します。変更後、設定を保存します。

トップメニューに戻り、「Reset」  を選んで、Windows 10 のインストールを開始します。

Windows  10 のインストールが開始されます。これ以降は x64版, x86 版のインストールと手順は同じです。ただし、インストールには非常に時間がかかります。

インストール中、何かトラブルが発生した場合は、トラブルシューティングを見て問題を解決してください。

インストールが完了すると Edge が開きますので、言語設定を行います。これで完了です。

 

トラブルシューティング:

先人はいろいろとトラブルに見舞われてインストールが大変だったようですが、A1 対応の microSDHC を使っているためか、ドライバ類が新しくなって安定したのか、ほとんどトラブルこともなく、Windows 10 のインストールができました。ただ、以下ぐらいのトラブルは発生する場合があるので注意しましょう。

 

ネットワークに接続しましょう

Bluetooth, Wi-Fi は未対応です。LAN ポートに LAN ケーブルを接続する必要があります。Windows 10 セットアップ後では、利用できるUSB 接続のLANアダプターでも、セットアップ段階ではまだ使えない可能性がありますので、注意してください。

 

問題が発生しました

セットアップ中、「問題が発生しました」と画面に表示されることがあります。「やり直す」ボタンを押して復帰すれば問題ありませんが、多発する場合は対策が必要です。

十分な電力が確保できているか、電源プラグ、電源ケーブルが 2.5 A に対応しているか確認してください。microSDHC カードが A1 対応のものか確認してください。セットアップ中に画面右上に温度計が表示されることがあれば、温度が上がり過ぎているので、冷却してください。ケースに入れると熱がこもってしまうので、ケースから出したり、ヒートシンクを付ける等の対策が必要です。

 

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