Japanese Raspberry Pi Users Group によると Raspberry Pi model A+ 512MB モデルが発売されたようです。
Raspberry Pi の新公式カメラ
Raspberry Pi の公式カメラのニューバージョンが発売されました。
新しいカメラのバージョンは、V2.1 です。(以前のカメラのバージョンは V1.3 でしたが、バージョンナンバーの付け方ってどういうルールになっているのでしょうね??)
Raspberry Pi3 購入 -その2-
Raspberry Pi GPIO Header
Raspberry Pi の GPIO ピン情報の分かりやすい画像を探してみたところ www.element14.com の画像を見つけました。
Raspberry Pi の電源 -その3-
Raspberry Pi3 購入 -その1-
Raspberry Pi の USB HUB
Raspberry Pi でも USB ポートにキーボード、マウス、WiFi ドングル、Bluetooth ドングル、USB メモリ、外付け HDD、外付け SSD、USB 有線 LAN アダプタ、USB オーディオ、SD カードリーダー等、たくさんの機器を繋ぐ機会があるかと思います。
Raspberry Pi model B, B+, Pi2, Pi3 には USB ポートが 4つありますが、それでも USB ポートが足りない場合や Pi model A, A+, Pi Zero のように元々ポート数が少ないモデルの場合には、USB HUB が必要になります。
Raspberry Pi で電子工作が学べるツールボックス Piper v3
「マインクラフト」で電子工作を学ぶツールボックス Piper が発売されました。(追記: v3 にバージョンアップされました。)
このツールボックスは、組み立て式のもので Raspberry Pi2 Raspberry Pi3(v3 で Pi3 にバージョンアップしました)、7インチ液晶モニタ、バッテリー、スピーカー、マウス等がセットになっています。図解組み立てマニュアル
Piper の SD カードイメージの zip ファイルはこちらからダウンロードできるようです。
Raspberry Pi の公式ケース -その2-
Raspberry Pi3 用に改良された公式ケースが発売されました。
従来の公式ケースは「赤/白」のみでしたが、こちらは「赤/白」タイプと「黒/灰」タイプの2種類です。
Pi3 専用ではなく、従来の公式ケースで対応していた Pi2, Pi1 model B も使用できます。(ただし、LEDの位置が異なるので Pi3 での使用をお勧めします。)
どの辺りが従来品に比べて改良されているのかまだよくわかりませんが、入手次第比較してみたいと思います。
Pi2 公式ケースとPi3公式ケースとの違い:
ケース本体の上下部品を止める爪が改良されており、Pi3 ケースの方がしっかり固定されるようです。
また、Pi2 から LED の位置変更に伴う変更とLEDの光をケースの外出す透明パーツが異なっています。
関連記事:
Raspberry Pi 3 発表
Raspberry Pi 3 が発表されました。
- CPU: 1.2 GHz 64bitのARM Cortex-53クアッドコア
- 有線LAN: 最大 150Mbps
- WiFi: 802.11n オンボードで標準搭載
- Bluetooth: 4.1 オンボードで標準搭載
- Raspberry Pi 1, Pi 2 互換
- B+, 2 のケース互換(ただし、PWD, ACS LED の位置は変更)
- 公式ケースは改良モデルで対応
- Windows 10 IoT Core 対応
- 消費電力: 2.5A
近日中に日本国内でも RS から販売されるようですが、WiFi, Bluetooth 標準装備のため、まだ技適取得手続き中 (取得済み) のようです。しばらく待ちましょう。(第1, 2,3 期先行販売分は既に完売のようです。次回入荷は4月末のようです。販売再開されたようです。)
Raspberry Pi3 は、Pi2 同様 Windows 10 IoT Core に対応します。Pi2 では Windows 10 IoT Core 対応の WiFi, Bluetooth で国内使用可能なものを入手するのは難しいですが、Pi3 のオンボード WiFi, Bluetooth は Windows 10 IoT Core に対応することでしょう。技適が通った Pi3 なら苦労せずに Windows 10 IoT Core で WiFi, Bluetooth が使えるようになるのではないかと思います。(最新の Hardware Compatibility List では、まだ Pi3 オンボードの WiFi, Bluetooth はリストに含まれていません。)
Raspberry Pi3 では、消費電力が 2.5A に増加したため、供給電源には注意する必要があります。2.1A や 2.4A 供給できる電源アダプターはいろいろありますが、2.5A 供給できるものはあまりなさそうです。PSE マークの付いた Pi3 対応の電源アダプターを用意しましょう。(おそらく公式の P3 用電源アダプターは PSE マークがないので、国内使用は販売されないものと思われます。PSEマーク付きの公式 AC アダプターが発売されました。)
新パッケージ:
RS のパッケージが新しくなったようです。Pi3 本体はそのままです。技適マークも印刷されています。
関連記事:
Raspberry Pi で LTE対応USBドングル
Raspberry Pi にも対応しているLTE対応USBドングル「PIX-MT100」が2016年3月末に発売されます。(2016年5月中旬に発売延期されたようです。)
Raspberry Pi のインストール済みパッケージ一覧
Raspberry Pi の標準的な OS である Raspbian は Debian がベースになっています。
なので、Debian 同様に Raspberry Pi (Raspbian) にインストール済みのパッケージの一覧は dpkg コマンドで調べることができます。
$ dpkg -l
複数の Raspberry Pi を管理していて、全ての Raspberry Pi にインストールしているパッケージを揃えたいといった場合には役立つことでしょう。
あるは、OS のクリーンインストールを行う前にリストを作成しておいて、クリーンインストール後にリストにあるパッケージをインストールすることで前の環境に近づけるのにも使えます。
私は Wheezy から Jessie にバージョンアップする際にクリーンインストールを行ったので、Wheezy 環境でインストールしたパッケージのリストを取っておいて、Jessie 環境にリストのパッケージをインストールし直しました。もちろん、ユーザファイルや設定ファイル等は別にバックアップが必要ですのでその点はご注意ください。
Raspberry Pi の USB ポートに 1200mA の電力供給
Raspberry Pi model B+, Pi2 model B の USB ポートからの電源供給量はデフォルトでは全ポート合計で 600mA までに制限されています。しかし、/boot/config.tx の設定により、全ポート合計で 1200mA(1.2A) までに変更することができます。
モデル | USB ポート最大合計電源供給量 |
Raspberry Pi Model A | 500mA |
Raspberry Pi Model B | 500mA |
Raspberry Pi Model A+ | 500mA |
Raspberry Pi Model B+ | 600mA/1200mA(切り換え) |
Raspberry Pi2 Model B | 600mA/1200mA(切り換え) |
Raspberry Pi3 Model B | 1200mA |
1200mA にすることで、これまで使用できなかったバスパワーの USB 機器のいくつかが使えるようになる可能性がでてきます。WiFiドングルやBluetoothドングル等の多くの電力を消費する USB ドングルを繋ぐ場合には有効でしょう。(電力が不足する場合は動作が不安定になったり、リセットがかかったりします。)
ただし、全ポート合計で 1200mA ということに注意する必要があります。バスパワーのポータブルHDDまで使えるとは限りません。
Raspberry Pi2 の X11 で OpenGL のハードウェアアクセラレート – その2 –
Raspberry Pi2 では、Desktop GL driver を有効化することで、X11 上で OpenGL アプリケーションのハードウェアアクセラレートが可能となります。
「Raspberry Pi2 の X11 で OpenGL のハードウェアアクセラレート – その1-」では、Desktop GL driver の有効化方法を紹介しました。
今回は、ソフトウェアレンダラーとの比較と Desktop GL driver の問題点を紹介します。
Raspberry Pi2 の X11 で OpenGL のハードウェアアクセラレート – その1-
これまで Raspbian の X11 では OpenGL は使用できませんでした(X サーバは GLX に対応していました)が、Jessie の最新ではハードウェア対応の OpenGL 2.1 が動くようになりました。
Raspberry Pi2 の GPU はモバイル用なので、OpenGL ES 1.1, OpenGL ES 2.0 対応の GPU です。しかし、OpenGL 2.1 はデスクトップ向けのものであり、ネイティブでは対応していません。そのため OpenGL 2.1 は内部的に OpenGL ES 2.0 に変換して対応しているものと考えられます。
Raspberry Pi の画面をビデオキャプチャ -その1-
前置き
静止画であれば、Raspberry Pi の画面は raspi2png でスクリーンショットを撮ることができます。(スクリーンショットは、VideoCore の Dispmanx を使って実現しています。)
動画でキャプチャするには、スクリーンショットとエンコードを繰り返すことで可能となります。幸い Raspberry Pi には H.264 ハードウェアエンコーダが付いているため、エンコードはそれなりのパフォーマンスで処理ができます。(OpenMAX で実現)
しかし、スクリーンショットの方は予想以上に処理時間が長いため、キャプチャしながらエンコードしたのでは残念ながら滑らかな動画を作るのは難しいようです。(こちらのソフトはまたの機会に紹介します。)
Raspberry Pi に UPS
Raspberry Pi を UPS に繋ぐ必要がある人は限られるかとは思いますが、停電・瞬時電圧低下・電圧変動などのさまざまな電源トラブルを防ぐのには有効です。
UPS には高機能、大容量な製品はいろいろありますが、Raspberry Pi には APC BGE50ML-JP はどうでしょう。機能や容量は限られますが、UPS としては小型・低価格な製品です。(UPS というよりはモバイルバッテリーの延長のような製品) APC 製というのも安心できます。
続きを読む Raspberry Pi に UPS
Raspberry Pi の Debian ディストリビューションのバージョン
Raspberry Pi の標準 OS である Raspbian は Debian を元に作られています。その元になっている Debian のディストリビューションのバージョンは /etc/debian_versionというファイルに書かれています。
Jessie の場合:
$ cat /etc/debian_version 8.0
Wheezy の場合:
$ cat /etc/debian_version 7.8
lsb_release コマンドに -a オプションを付けて実行するとより詳しい情報が表示されます。
インストール方法:
$ sudo apt-get install lsb-release
Jessie の場合:
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Raspbian Description: Raspbian GNU/Linux 8.0 (jessie) Release: 8.0 Codename: jessie
Wheezy の場合:
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Debian Description: Debian GNU/Linux 7.8 (wheezy) Release: 7.8 Codename: wheezy
Raspberry Pi で rdesktop
rdesktop
rdesktop は、リモートデスクトップクライアントソフトウェアです。Raspberry Pi から Windows にリモートデスクトップ接続することができます。(リモートデスクトップ接続可能な Windows に限ります。)
この例では、Windows Server 2012 の Hyper-V の仮想マシンで動かしている Windows 8.1 Enterprise に Raspberry Pi から接続したものです。(RemoteFX 環境)
インストール方法:
apt-get で rdesktop をインストールします。
$ sudo apt-get install rdesktop
使用方法:
$ rdesktop [options] server
主なオプション:
以下に主なオプションを示します。その他のオプションはオンラインマニュアルをご覧ください。
-u <USER>
ユーザ名の指定
-d <DOMAIN>
ドメインの指定
-p <PASSWD>
パスワードの指定
-g <GEOMETORY>
デスクトップサイズの指定。<width>x<height> または “xx%” で指定
-f
デスクトップサイズをフルスクリーンで指定
備考:
rdesktop がサポートする RDP のバージョンは、RDP 5 (デフォルト) と RDP 4 です。(ですが、クライアント側だからか、RemoteFX の GPU アクセラレーションは有効になっているようです。)
Raspberry Pi で atlantis
atlantis を Raspberry Pi に移植しました。
atlantis は、OpenGL の初期の頃のデモアプリケーションで、母クジラ、子クジラ、イルカ、サメ4匹が泳ぎまわります。
オリジナルのソースコードは、以下からダウンロードできます。(GLUT のソースにも含まれます。)
https://www.opengl.org/archives/resources/code/samples/glut_examples/demos/demos.html
ソースのコピーライトを見ると 1993, 1994 となっているので、もう 20 年以上前ですね。
Windows 用の実行ファイルも含まれていますが、Cosmo 3D (SGI の Windows 用 OpenGL) の DLL が必要なので、動かせる環境はもうないでしょうね。そのため、Windows でも自前でビルドする必要がありそうです。
また、X のスクリーンセーバの xscreensaver-gl-extra にも改良版の atlantis が含まれています。たぶん、O2 が発売された頃にプロジェクションマッピングに対応したものがベースとなっていると思います。
オリジナルは GLUT + OpenGL ですが、Raspberry Pi で動かすために、SDL2 + OpenGL ES 1.1 に書き換えました。Raspberry Pi2 なら、そこそこ動きます。
よく見るとクジラのポリゴンが裏返っているようです。
ということで、クジラのポリゴンをキー入力で裏返す機能も付けました。
以下は、クジラのポリゴンを裏返して正しい表示にしたものです。
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