電源はアダプターボードにマイクロUSB端子があり、Raspberry Pi とは独立して供給(500mA)する(セパレート パワーサプライ)か、Raspberry Pi 本体に接続していたマイクロUSBケーブルをアダプターボードに繋ぎ変えて、アダプターボードのPWR OUTからRaspberry Pi 本体に電源を供給する(USB リンク)か選択できます。それ以外にも、GPIO経由(付属のジャンパケーブル2本で接続)で電源を供給することもできます。
第1版出版当時は Pi model A, B しか発売されていなかったため、内容は Pi model A, B 向けのものとなっています。第2版が出版される頃には Pi mode B+, Compute Module が発売されていたため、付録H で説明が追加されています。(Pi2 model B はまだ販売されていませんでした。)
Pi model A, B 向けということに少し気を付ける必要はありますが、内容が古すぎて役に立たないということはありません。Pi model B+, Pi2 model B でも十分に役に立つ内容です。
Raspberry Pi はコンポジット、HDMI、DSI(Display Serial Interface) の 3 種類のビデオ出力に対応しています。
コンポジットは AV 端子(RCA)付きの TV に接続できるので、最も手軽なものですが、Raspberry Pi mode B+, Pi2 model B では 4極ミニプラグのため、3 ピン-4極ミニプラグケーブルが必要になります。(Raspberry Pi Zero には AV 端子はありません。)
HDMI は HDMI ケーブルで HDMI 端子付きの TV やディスプレイに接続できます。フルHD(1920×1080) で表示できるディスプレイも多いので、高解像度表示に向いています。(Raspberry Pi Zero は mini HDMI 端子です。)
残念ながら Raspberry Pi には、 VGA(D-Sub) 端子は付いていないので、古い PC ディスプレイを繋ぐことはできません。HDMI – VGA変換コンバーターを使えば表示できる場合もあるようですが、うまく表示できないケースも多いようです。
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